約 4,279,236 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24137.html
登録日:2011/11/07(月) 20 37 25 更新日:2024/06/01 Sat 20 59 24 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Fallout NV Fallout組織項目 fallout エンクレイヴ エンクレイヴ・レムナント ジジイ ババア パワーアーマー 少数精鋭 残党 老兵 「やあ、親愛なるアメリカ国民の諸君。私だ、ギャノン大統領だ」 エンクレイヴ・レムナントとはFallout NewVegasに登場したエンクレイヴの新たなる勢力である [概要] 時は第2次フーバーダム戦、新カリフォルニア共和国軍とシーザーリージョンによる一進一退の攻防が繰り返されていた最中に北西より複数のベルチバードが飛来し、その中から600人以上にもなるエンクレイヴ兵がフーバーダムへと降下した。 彼等は戦場に乱入するや、NCR、リージョン問わず攻撃を開始、この結果、わずか数時間の戦闘によってNCR、リージョン両軍とも壊滅。また両軍の指揮官であったリー・オリバー将軍、リガタス・ラニウスともに名誉の戦死を遂げた。 これによりニューべガスはエンクレイヴの占領下に入り、エンクレイヴ新大統領アルケイド・ギャノンの指導のもと、選ばれし民による新世界の創設が始まるのであった… Fallout NewVegas エンクレイヴ・レムナントED 追記・修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 「本当じゃないのに嘘の項目を建てようとした事あるだろう?でも嘘はダメだよ」 * * * + だったらよかったなー n ∧_∧ n + (ヨ(*´∀`)E) Y Y * 実際のエンクレイヴ・レムナントとは、モハビ・ウェイストランドに潜伏するエンクレイヴの残党である。 彼らはかつてカリフォルニア北部に存在したナヴァロ前哨基地の生き残りであり、NCRの追跡を逃れるために身分を隠し、ひっそりとモハビ・ウェイストランドに潜伏している元構成員。 多分、東海岸のエンクレイヴの未来の姿。 劇中で登場したのは5人(プラス1名)。既にかなりの高齢の老兵集団であり、彼らにモハビ・ウェイストランドを制する力など存在せず、当初はNCRとシーザー・リージョンとの戦争にも傍観を決め込んでいた。 しかし、「運び屋」とも彼らとも交流があった、元エンクレイヴ士官の息子であるアルケイド・ギャノンの説得により第2次フーバーダム戦争に参戦することとなる。 そしてフーバーダムを巡る戦いの火蓋が再び切られると、彼らは長年隠匿していたベルチバードを駆りエンクレイヴ製パワーアーマーを身に着け戦場に乱入、その圧倒的な武装によってフーバーダムでのパワーバランスをかき乱すことに成功する。 その後、フーバーダムでの勝敗が決した頃、彼らは再びベルチバードに乗り込み戦場を離脱、以後彼らの姿を見た者はおらず、エンクレイヴ・レムナントは再び歴史の闇へと消えていった。 ちなみに彼らがシーザー・リージョンを相手にしたフーバーダム及びその撤退戦でのキルレシオは驚異の0対数百という数字(*1)を叩き出しており、Fallout3では単なる動く資金源でしかなかったエンクレイヴの全盛期、つまりはFallout2時代の力を余すことなく発揮したといえる。 今作でFO3からのプレーヤーからの評価を下げまくったBoSとは対照的にエンクレイヴの株をあげることに成功した人たちである。 [レムナントメンバー] ジェダ・クリーガー レムナントの一応のリーダーで元エンクレイヴ・オフィサー。ニューベガスのウエストサイドで生活している。 ローカライズ版では翻訳のせいでオフィサーから警備員に格下げされてしまうかわいそうな人。 フーバーダムではエンクレイヴオフィサーの制服とアサルトライフルを装備して参戦する。 とりあえずパワーアーマーとプラズマライフル持てと言いたくなる人。 Dr.ヘンリー 元エンクレイヴの科学者で、専門はサイバードッグ。ジェイコブスタウンでスーパーミュータントと共に暮らしている。 科学者だがフーバーダムの戦闘にも参加する。FO3のエンクレイヴ科学者も見習ってほしい。 アルケイドいわく「科学のことしか興味がなく人にも犬にも同じ対応をする」らしい。 ちなみにレムナントの面々の中では唯一、エンクレイヴ壊滅が描かれたFO2から続投している。 当時から既にエンクレイヴから脱走済み(*2)で、NCRの首都に移住して「スーパーミュータントの治療薬」の研究をしており、その実験の依頼を主人公にしてくる。 「ブロークン・ヒルズに居るSM(人間と共生関係)を実験台にすればいいよ」とサラッと抜かしたりする。 その薬を実際に打ち込むと大変なことになるのでよく考えて使うんだぞ! ましてや「ブロークン・ヒルズやミリタリーベースに行くのが面倒くさいから連れてきてるマーカスさんでとりあえず…」とか間違ってもダメだぞ!! フーバーダムでは万能科学スーツとチェーンソーを装備して参戦。チェーンソーを振り回しながらリージョンに突撃する姿にはもはや科学者の面影は全くない。 パワーアーマーとプラズマライフル持てと言いたくなる人その2。 ジョンソン レムナント一の常識人。元狙撃兵。「ジョンソンの洞くつ」という場所で自給自足の生活をしている。 エンクレイヴの非人道的な作戦に一切参加せず、アルケイド曰く「務めを務めないことに務めていた」らしい。 NCRに対しては、ウェイストランドを統治するには最良の勢力と割り切って考えている。 その為か、シーザー・リージョン側を支援するように頼むと呆れて離脱する。後述のモレノと違い、説得の余地はない。 ……とここまで書くといい人なのだが実はこいつ人食…ミスティックパワーの持ち主である。 本人はただのデマだと言っているが、彼の住みかの奥には死体が散乱し血の海が出来上がっている…どう見ても事実です、本当にありがとうございました。 フーバーダムではパワーアーマーとミニガンを装備して参戦。狙撃兵の設定どこに行った? オリオン・モレノ レムナント最強の男。元重火器兵。NCRの農場近くの民家に住んでいる。 エンクレイヴの任務に一切疑問を持たずこなしてきたため追われる羽目になった人。 NCRはかつてナヴァロで敗北した仇敵のため、今でも恨んでいる。そのためジョンソンとは仲が悪い。 NCR側を支援するように頼むと怒って離脱しようとするが、「レムナントの力をNCRに見せつけてやるんだ」と説得して思い直させることも可能。「でも射線に入ったら撃つからな」と言う割にはNCR兵と談笑している彼の姿を見ることができたりする。 しかし説得に失敗すると敵対、倒すと彼の遺品となったパワーアーマーを入手・使用することになる。 フーバーダムではパワーアーマーとプラズマキャスターを装備して参戦する。 デイジー・ホイットマン 元パイロット。ノバックにあるモーテル2Fの一番右の部屋に住んでいる。 レムナントの紅一点。しかしババアだ。 生涯で墜落させたベルチバードは一機だけだったというなかなか凄腕のパイロット。(*3) アルケイドの母親代わりだったらしい。 レムナントを発起させた後、モハビ・ウェイストランド上空を飛行するベルチバードが目撃されるようになる。 フーバーダムではベルチバードを操縦し、レムナントの面々をダムに降下させた。 パワーアーマーを必要としない枠割だった為、モレノが存命なら自分のパワーアーマーを「運び屋」に譲渡する。 アルケイド・ギャノン 現アポカリプスの使徒の医者。ニューベカスのフリーサイド地区にあるオールド・モルモンフォートを拠点にしている。 正確には彼自身はエンクレイヴではなく、彼の父親がレムナントメンバーの上官だった。 第二次フーバーダム戦争が迫る中、過去のエンクレイヴの行いの贖罪のためにレムナントを招集する。 「運び屋」の協力でレムナントを再起させることに成功するも、彼自身はエンクレイヴではないこともあり、 医者として戦争により負傷した者の治療に努めるか、彼らと共にフーバーダムで戦うか、迷いを見せる。 そんな彼のあり方は、彼を間近で見て来た「運び屋」の判断に委ねられることとなる。 フーバーダムで戦う際は、父親の形見であるテスラアーマーとプラズマディフェンダーを持って参戦する。 が、ぶっちゃけ他のレムナントと比べて戦力的には微妙なため、多くの「運び屋」からユニーク品のテスラアーマーの「引換券」扱いされる人。 さらになぜか戦争終結後はレムナントと共に脱出できず、大抵のEDで酷い目にあう不幸体質である。 エンクレイヴの残党を見つけた方は追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] Fallout4のアプデでまさかのエンクレイヴ・レムナント -- 名無しさん (2024-04-25 07 07 19) 今まではCreation Clubコンテンツだったけど公式アプデだから一応正史で連邦に来た形になるんかなぁ 「エンクレイヴの名残」とかいうゼニアジ最後のクソ翻訳で耐えられなかった -- 名無しさん (2024-06-01 20 59 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/buruma8/pages/21.html
機種 ゲームタイトル プレイ時間 結果 PS1 アーマードコア マスターオブアリーナ PS1 アインハンダー PS1 SDガンダム GジェネレーションZERO PS1 カルドセプト エキスパンションプラス PS1 高機動幻想ガンパレード・マーチ クリア済 PS1 ディノクライシス2 PS1 バイオハザード ディレクターズカット PS1 パラサイトイヴ PS1 パラサイトイヴ2 PS1 ファイナルファンタジー7 クリア済 PS1 ファイナルファンタジー8 PS1 ファイナルファンタジータクティクス PS1 フロントミッションサード PS1 ルナティックドーンⅢ PS2 ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮 PS2 エヴァーグレイス PS2 エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー PS2 キングダムハーツ2 PS2 ゴッドオブウォー PS2 ゴッドオブウォー2 PS2 shinobi クリア済 PS2 ダーククロニクル PS2 DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー PS2 DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー2 PS2 鉄拳タッグトーナメント PS2 ドラゴンクエスト5 クリア済 PS2 ファイナルファンタジーX PS2 BUSHIN PS2 ペルソナ3フェス クリア済 360 真・三国無双4 Special 360 ドリームクラブZERO 360 フェイブル3 クリア済 360 ラストレムナント WII スーパーマリオギャラクシー WII ゼノブレイド WII モンスターハンター3 WII ラストストーリー クリア済 WIN 太閤立志伝Ⅴ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1348.html
注)この作品は「消失」の改変世界が舞台になっています 「──僕は涼宮さんが好きなんですよ」 「……正気か?」 ここは光陽園学院の近くにある喫茶店。学校帰りだろう、黒ブレザー姿の女子が何人か目に映る。 といっても、のんびりお茶をしているわけではない。あとは勘定を済ますのみになっている。 相手の男──ジョンが驚いているような……そんな顔をしている。 自分はいつだってほどほどに正気のつもりだ、と古泉は思う。 むしろ彼、ジョンの話すコトにこそ、正気かと小一時間問い詰めたい。 「魅力的な人だと思いますが」 SOS団、宇宙人に未来人……そして自分が超能力者だと? 彼の話は古泉にはまるで信じられない。自分はただの人間だ。謎の転校生ではあったけど。 ──ズキリ、と頭がシビれる感じがする。 こいつもまた、涼宮さんに言い寄るために適当な事を言ってるんだろう。古泉はそう思っていた。 彼が言うには、涼宮さんが神様であり、世界が3日前に始まったかも知れないという。人間原理まで引き合いに出してきた。 ……何故だろう?前にも同じことがあったような気がする。不思議な既視感を振り払う。バカな話だ。 古泉は3人分の飲料費を精算して店の外へと急いだ。 すこし頭が痛んだ気がした。 涼宮ハルヒの止めたタクシーに乗り込みジョンの高校、北高へと向う。 途中で提案された北高侵入作戦には、勘弁してほしいと正直に思う。 確かにこの学院の制服のままではよその高校に入るなど難しい……。 しかし涼宮ハルヒを止めることなど古泉には出来ない。タクシーの代金を払い……と、また軽く頭痛を覚える。 違和感を感じる。なんだろう。古泉は自分が自然に代金を払っていることに驚いていた。 別にこれが初めてというわけでもないのに。涼宮ハルヒと古泉が市内を歩くとき、財布係なのが自分の役割だ。 そうだ。いつものことだ。 古泉は自分に言い聞かせるように頭をすこし横にふりながら思った。 しばらくしてジョンが学校から自分の体操着を持って帰ってきた。 涼宮ハルヒはなんの躊躇なくジョンのジャージを手に取り路地裏で着替えを開始した。 ジョンに流し目をしながらニカリと笑っている。 彼の言うことを素直に聞きポニーテールにまでしている。うれしそうだ。 そういえば僕は一度も涼宮さんの笑顔を見ていない。 僕は涼宮さんが好き……な筈だ。でもこんな顔をする彼女のことを知らない。 知らない、はずだ。 そもそもなぜ彼女を好きになったのか。 何時?どこで?彼女のどこに惹かれた?……この僕の想いは、本物か? 思い出せない……いや記憶が無いわけではない。 光陽園学院に転校してきて、涼宮さんに声を掛けられて、それで……? おかしい。まるで昨日読んだ本の内容を思い出しているかのような、不確かな記憶。 古泉は既に、自分の記憶なのに、自分が体験した事とは思えなくなってきていた。 ──脳が揺れた気がした。歪まされた歯車が必死に動いている。 涼宮ハルヒに遅れて古泉もジョンの体操服に着替えた。 季節は冬だ。半袖短パンでは寒い。震えながらも考える。 どうして自分は光陽園学院に転校してきたのだ? マラソンのフリをしながら校舎の玄関にたどり着く。 すこしは体が温まったが、逆に汗のせいで風が痛いと感じる。 涼宮さんは彼に案内されながらも校舎を我が物顔で進む。それを見ながら、なぜか安心する自分に気づいた。 朝比奈さんという小柄で可愛らしい、庇護欲を掻き立てられるような上級生を捕まえた涼宮さん。 その姿にまた既視感を覚える。 彼女が未来人、か。やはり見覚えはない。でもいつか、どこかで……? 次は部室、宇宙人の番だ。そして僕らの本拠地でもある、と。 何事もなく文芸部の部室に到着し、古泉はまたも不思議な感覚に見舞われた。 何もない、静かな文芸部の部室に心休まるような気がした。 ひどく、懐かしい……。 ──脳が軋む。歪んでいた歯車が元に戻る感じがした。 彼と笑顔で話す涼宮さんを見ると安心する。 彼女の精神が安定してきている。僕といるときの不機嫌さなぞもう見当たらない。 もう古泉は涼宮ハルヒのことが好きだとは思えなくなっていた。 ジョンがまじめな顔で突如電源の入ったパソコンを見つめている。 なにか操作しているようだ。 古泉は唐突に気がついた。 そうか……この場所こそが、僕のかけがえの無い居場所なんだ── ジョンの指がエンターキーを押した。 そして古泉の意識は闇の深くに沈んでいく。 古泉は気がつくと床に転がっていた。 頭がうまく働かない。なにか夢を見ていたような気がする。 ここは……そう、機関に関わりのある私立の総合病院だ。 彼、キョンの眠る個室の床に、古泉は転がっていた。そばにはさっきまで座っていたであろうパイプ椅子がある。 ──どうやら彼の寝顔を見ながらウトウトしてしまったようだ。 キョンが意識不明の状態になってからもう3日目の朝である。隣には寝袋にくるまっている涼宮ハルヒが居る。 学校にも行かず、ずっと彼のそばで目覚めるのを待っている。 「……古泉くん?」少々寝ぼけた声が聞こえる。 「すいません。起こしてしまいましたか」古泉は素直に謝る。「彼はまだ……」 「そう」 さすがに疲労の色が見える。ほとんど寝ていないはずだ、無理も無い。 「僕はこれから学校に行きますが」 「あたしはここにいるわ」声にも覇気がない「今日も部活はやすみね」 「……また放課後に来ます」 古泉は病室を後にして考える。 涼宮さんは人影を見た、と感じたと言う。しかしそんな生徒は存在しなかった。 彼女が言うことには意味がある。犯人は必ず居るはずだ。 機関に敵対する組織か、新手の宇宙人か、それとも未来人か……。 彼をこんな目に遭わせた奴だ。必ず見つけ出すと古泉は心を固める。 彼も涼宮さんも、少なくともここにいる限り安全だ。 ──早く目覚めてください。世界の安定のためにも。 放課後の退屈で平和な時間。彼とするたわいのない会話、アナクロなゲーム。 まだ3日しか経っていない。けれどそれが随分と昔のような気がする。 それを思うとき、古泉は気づかない。その顔がすこし和らいでいるのを。 終
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/2069.html
ノーガイズ【葉】さんが入室しました ノーガイズ【葉】 (以前と同じように──葉の鎧を身に着けた、3mほどの鎧 ノーガイズ【葉】 (それが喫茶前の広場に現れる) ノーガイズ【葉】 ギャハハ…(手榴弾を取り出すと、ピンを抜いて無造作に喫茶へ放り投げる テラさんが入室しました テラ (そこに飛び出した青年! 転がり込もうとした手榴弾を――精霊剣で打ち返した! ノーガイズ【葉】 (広場中央で爆発 ──爆風後に対峙する)出てきたなぁ? テラ ――お前、か! ノーガイズ……!! ノーガイズ【葉】 ノーガイズ【葉】、同じ仕様ですまねぇな?もう1回登場だ。 テラ (ギリ、と食い縛る。 同じ仕様というが、十分に厄介な相手だ。 ノーガイズ【葉】 今日はあのダセェ鎧はいねぇなぁ、助けてもらえそうにないぜ騎士さんよぉ テラ (そう、あの時は謎の助っ人が居たが―― ノーガイズ【葉】 ギャハハ!助けてくださーい!って今のうちに叫んでおけよぉ! テラ ――!(睨) それでも、俺は! ギルズさんが入室しました テラ ―― 「変身」!!(眩い光と白い旋風に包まれ テラさんが退室しました 白騎士グランシスさんが入室しました ギルズ (──喫茶屋根より飛び込み、変身直後のグランシスに鋼糸を放ち、巻き付ける者 ギルズ おっと、変身されちまったなぁ、惜しい惜しい(グランシスの肩を足場に着地する、褐色レゲエ髪の男 白騎士グランシス 『―――!?』(直後を狙われワイヤーが全身に ギルズ お初ではなくお目にかかる、俺はギルズ・リベンジャー。気軽にギルズって呼んでくれ。 ギルズ なんてな、ギャハハハ!!! ノーガイズ【葉】 ギャハハハ!! 白騎士グランシス 『――!! お前が”操縦者”か!』 ギルズ 察しがいいな、今日は来てやったぜ。満足しろよぉ?(跳び上がり ギルズ 騎士様の死を特等席で見せてくれ!ギャハハ! ノーガイズ【葉】 (ブワッと葉の下より…ミニガン!?口径十分。4本手で支えられた、何を殺すんだという火砲! ノーガイズ【葉】 ギャハハ!!(ドゥルルル…と砲身が回転を始める 白騎士グランシス 『フザケたことを――!』(瘴気めいたオーラ吹き出し、ワイヤーを吹き飛ばすと ノーガイズ【葉】 ギャハー!!(弾丸掃射開始!! 白騎士グランシス (背面には喫茶――庇うように盾を構えると、白輝! ギルズ (地に着地すると、長い腕…否、関節が1つ多い腕にマチェットを構え、蛇のように低く突撃 白騎士グランシス 『――パゾス・ウォール!!!』(オーラで織られた光の大型バリア! ギルズ ギャハァ!!(速度を全く落とさず、バリア内側に滑り込むと脚裏に斬痕をつける ノーガイズ【葉】 へぇぇ、でけぇ盾だな!(そのまま掃射! ノーガイズ【葉】 だが盾張ったまま… 白騎士グランシス 『――ッッ!!』(ギルズの斬撃を受ける! ギルズ 俺の相手できんのかなぁ!!ギャハハ!!(ジジ…と斬られたところが溶解する 白騎士グランシス (いわゆるフォートレスシールド、対大型や大火力にはめっぽう強いが…小型の相手は寧ろ不得手! ギルズ (相変わらず鎧ガンメタ装備!このマチェットもおそらく神聖物メタだ! ノーガイズ【葉】 (だが、ミニガンの弾切れは早い 投げ捨てるとことらもマチェットとマシンガン、サブアームにピストル二丁に切り替える ノーガイズ【葉】 ギャハハ!(駆ける!葉の対グランシス防御故の一直線! 白騎士グランシス 『ぐ、 このッ!』(火砲の切れ目と同時にバリア解除、足元を奔るギルズを薙ぎ払う一閃! ギルズ ギャハ!(ギュン、と関節の1つ多い脚が発条めいて弾け、すぐさま離れる ノーガイズ【葉】 (撤退をカバーするかのように、そこに飛び込む3mの葉ロボ! 白騎士グランシス 『、ちょこまかと――!』(そう、3mともなると攻撃は案外と予備動作が大きく見切りやすい――! ギルズ (さらには、銃器に持ち替え回り込みつつグランシスの背を撃つ!…痛くはないが鎧が溶ける! ノーガイズ【葉】 ギャハハ!!(連続して振られるマチェットとマシンガンで攻め立てる! 白騎士グランシス 『――! ―――!! 、この――!!』(防ぎ、払うが打ち漏らしも多く被弾していく ギルズ ジリ貧だぜ! ノーガイズ【葉】 威勢は──(マチェットを大きく後ろ手に 白騎士グランシス 『―――!! 溶かすのか、、鎧を……!!』(――拙い、と ジリ貧ながらも位置を変えていき ギルズ どうしたぁ!!(手榴弾を、足元へと滑らせるように投擲 ギルズ (位置移動を許さないとばかりに、脚部破壊を狙う! ノーガイズ【葉】 ギャハハ!!(大降りの一撃をかます 防がせるかのように! 白騎士グランシス 『――ッ!!』(大鉈の一撃を盾で防ぐが、足元で手榴弾が炸裂――! ギルズ ギャハハ!(痛手からの反撃を警戒し、後退 ノーガイズ【葉】 ゆっくりなぶってやるぜ…なぁ!(後退 白騎士グランシス 『――っく、(まずは喫茶から離れないと――!』(跳躍し喫茶から角度をズラす 白騎士グランシス 『、、!』(着地するも蹈鞴を踏む。 ……先の攻撃が効いているか! ノーガイズ【葉】 ギャハハ!!(喫茶への射線は最早不要 マシンガンを構え掃射 ギルズ 次はその盾を奪ってやる…楽しいなぁ騎士さんよぉ! 白騎士グランシス 『……!!』(盾でガードしつつ射線から退避しようとするが……! 白騎士グランシス (強い、それでいて油断も無い……!! ギルズ ギャハァ!(緩やかに接近、マシンガンの射線の横から蛇手のようにマチェットが襲う 狙いは盾を構える腕! 白騎士グランシス 『――!』(マチェットから庇うようにギルズに盾を打ち付ける! 白騎士グランシス 『――ッぐ!!』(が、【葉】からのマシンガンは直撃――! ノーガイズ【葉】 (マシンガンの掃射にあわせ、サブアームからもピストルが放たれる! ギルズ “腕の数”が足りないなぁ?(ヒュン、と関節の多い腕が戻る 絶妙に反撃されない間合い 白騎士グランシス 『この!』(増える銃撃から退くように一歩、半身を翻したかと思うと 白騎士グランシス 『なめるなァッ!!』(再び転身して振り抜かれる巨剣から放たれる衝撃刃! 白騎士グランシス (いわゆるソニックブレードを【葉】目掛けて飛ばす! ノーガイズ【葉】 ギャハァ!?(マシンガンやピストルがズタズタになり吹き飛び、ノーガイズも後方に吹っ飛ぶ ノーガイズ【葉】 (舞う葉…だが、葉は切れてはいない!散ったのみ! ギルズ おいおい、その脚で無茶をするなぁ?(マチェットをくるくる手遊んで 白騎士グランシス 『、ぐ、…!』(反動で地滑りし、片膝を付く ノーガイズ【葉】 ギャハハ!(ミニガンなんて運んでくるから、飛び道具が尽きたのかマチェット2刀、ナイフ2刀に切り替える ギルズ (操っているのはあくまでギルズ・リベンジャー ノーガイズ【葉】 (しかしあまりにも同期した連携──)よく漫画であるよなぁ、スポーツ漫画。 白騎士グランシス (一方で甲冑の所々が撓み、焼けるように黒く侵食された白騎士。 ギルズ “俺がチームにx人居たら最強のチーム”ってよぉ ノーガイズ【葉】 まさに今がそうじゃねぇか?ギャハハ!! ギルズ ギャハハハハハ!!(高笑いし、マチェットを回す)街騎士エキシビジョンだかなんだか知らねぇが ノーガイズ【葉】 お前程度じゃ出ても恥かくだけだぜぇ!(ガンメタキメてきたのにこの言い草 白騎士グランシス 『――違う……!』(グググ、と 白騎士グランシス 『それでも、、それでも俺は!!』 白騎士グランシス (フラッシュバックする。 燃える聖都、逃げ惑う人々、牙を剥く■■■―― 白騎士グランシス 『―― 一歩も引かない!!』(白銀のオーラが吹き溢れ、立ち上がる 白騎士グランシスさんが退室しました ギルズさんが退室しました ノーガイズ【葉】さんが退室しました レザンさんが入室しました レザン (セントラルシティ、どこかの雑踏―― レザン ( 『――パゾス・ウォール!!!』 レザン … レザン ……はい?(思わず振り返ると――巨大なスクリーンモニター。 レザン (映っているのは何やら見慣れた広場。 見かけた事のある鎧。見慣れない敵×2。 レザン ……えぇ? 遂にレイダー戦が放映される時代…いやこれニュースです?(独り言のたまいながら見上げて レザン …(戦いの成り行きを見ている …劣勢、だろうか。2人?掛かりなのもあるが、違和感を覚えるほど攻撃が効いているような… レザン …(敵の下卑た笑い声が響く。圧されている、と嫌でも解る。 レザン … レザン まー、大丈夫ですよね! レザン テラは強いですし。喫茶EBには猛者が集いますし。こんだけ放映されてれば心配性な援軍もあるでしょう(くるーんっと レザン ええ、きっと大丈夫ですよ。少なくとも私が態々手出しするような事態では… レザン … レザン (――「……なんとか、したい。助けたい、守りたい。」 レザン (――「レザンさんも、そうなんでしょう?」 レザン (――「本当は期待に応えたくて、助けたくて、」 レザン ……… レザン (「あぁーっと!ついに盾が吹き飛ばされたッ!」(そんな彼の背に聞こえる中継実況 レザン (「いよいよ危機!どうなるテラ! レザン ………ぁぁーーーもう!(両手で頭抱えて レザン なんで劣勢なんですかぁ…!!(ヤケクソに零して雑踏に消える レザンさんが退室しました 白騎士グランシスさんが入室しました ギルズさんが入室しました ノーガイズ【葉】さんが入室しました 白騎士グランシス 『――――――!!』(吹き飛び、ヒールが地面に突き刺さるも大きく地滑り…! ギルズ ギャハハ!!(吹き飛ぶ盾 ついに盾を持つ手の“指”が、盾を支えきれなくなった ノーガイズ【葉】 ギャハハ!!(力任せにグランシスを吹き飛ばした体勢 グランシスも健闘したのか、サブアームは2本とも破壊されている 白騎士グランシス (遠くに響くシールドが落ちる金属音。 そうして千切れた指先からは白銀の血がボタボタと 白騎士グランシス 『ッ、、ぐ……!!』 白騎士グランシス (何だ、今の”一撃”は……!! まるで見えなかった……!! ギルズ ほぉら休んでる暇はねぇぞ!!(また“あの技”を放つ体勢 マチェットを大きく引き、飛び込む 白騎士グランシス 『っく――!!』(咄嗟に剣を構え、技放つ前にと斬りかかる! ギルズ ──“枝断ち”(斬りかかったその姿勢に対し、音を超え刺さる一閃 ギルズ (剣を持つ指…薬指に直撃し、切断する!! 白騎士グランシス 『――――ッァグッ!!?』(――神速が直撃――! 銀の軌跡が音を越える一閃に斬り潰される ノーガイズ【葉】 ギャハハ!(そしてその間に、既にカバー体勢 身を挺してギルズ前に 勢いの減った斬撃を止める ギルズ (多関節を生かした、抜き打ち…変則的な居合!!)なんだ、生身相手なら鎧で余裕って思ってたか? 白騎士グランシス 『―――!!』(止められ鍔迫状態 ギルズ (──思い出せ。この喫茶に来てからのテラの黒星は、いったいどのサイズの相手であったか) ギルズ (それは強大な鎧でも、獣でもなく──)甘いぜ、戦闘喫茶! ノーガイズ【葉】 ギャハハ!(もはやテクニカルな戦いは不要と、マチェット2刀を押し込んでいく 白騎士グランシス 『ッ、く、ぐ…!!』(防戦一方…! ――油断した、わけではないが……強い! 白騎士グランシス (対策十分、連携も息をつく間もない。体制を整える前に削られていく……! ギルズ 知ってるぜ、解除して中身が出てくることもあるんだろ?(葉の後ろから ギルズ ──その瞬間、てめぇの心臓をぶち抜いてやる。守護で治る間もなく即死させてやるよ。 白騎士グランシス 『……!!』 白騎士グランシス (落ち着け……! 相手は格上だ! どうする、考えろ…!』 ギルズ それとも首がいいか?(グランシスの末端すら切断する一撃。生身の首など、防ぐ間もなく撥ねられるであろう。 ノーガイズ【葉】 ギャハァ!!(グランシスの剣ごとマチェットを跳ね上げる 白騎士グランシス 『―!』(弾かれ――そのまま跳躍! 白騎士グランシス 『今、だっ!!』(中空にて反転、神々しくオーラが収束! ギルズ ギャハハ!(笑い、しゃがむ 白騎士グランシス 『――シンッ!!』(狙いは1体と1人、諸共――! ノーガイズ【葉】 (ノーガイズが、身を挺してギルズを防御 白騎士グランシス 『ブレイカァァァーッ!!!』(大地を烈断する巨大な白い軌跡――!! ノーガイズ【葉】 (真上から地面に叩きつけられ、ありえないほど曲がる ノーガイズ【葉】 ギャババババババ・・・・!!!! 白騎士グランシス (凄まじい余波は白亜の塔めいて周囲を照らすが―― 白騎士グランシス 『……っ! 庇われた……!!』 ギルズ (──白光を貫き、赤黒い閃光がグランシスの喉に突き刺さる 白騎士グランシス 『 !!』 ギルズ (ノーガイズの影より放った、刺突 そして)掻っ切られよや… ギルズ ギャハハァ!!(喉に刺した状態から横へ斬り抜く!! 白騎士グランシス 『――――!!』(掻っ切られ、そのまま体制を崩して墜落―― ノーガイズ【葉】 (庇った範囲が焼け焦げ、枯れたかのように変色している しかし…)ギャ、ハハ 白騎士グランシス (地響きを立て転がり――吹き飛んだ白銀の剣が大地に突き刺さる ノーガイズ【葉】 耐えるもんだなぁ!世界樹さまさまだぜぇ! ノーガイズ【葉】 (健在…! ギリースーツの機能はほぼ失われているが、最低限の装甲とロボの運動性は維持…! 白騎士グランシス 『……、………!』(起き上がろうとしてガクン、と崩れる。 同時に首元からも夥しい水銀。 ギルズ 俺の見立てじゃ、お前の“グランシス”は空の鎧じゃぁない(くるくるとマチェット回し 白騎士グランシス (まず、い……これ以上は……! ギルズ 何かを失いつつ稼働する。だから傷をつけ続ければ、維持できねぇ。 白騎士グランシス 『……――!』 ギルズ さぁ引き籠りを部屋から出して、立派に赤く飾ってやるぜ…ギャハハ!(マチェットの回転が停止 決断的に構える 白騎士グランシス (――慧眼だ。 確かに”これ”は、生命力だ、法力だ、守護だとかで言われるもので維持している。 白騎士グランシス (――スタミナ切れも拙い。削られるのも拙い。 白騎士グランシス 『…………、、、!』 ギルズ (だが、組みつかれるのを警戒しているのか、本人は構えたまま動かない ノーガイズ【葉】 (代わりに動く、ロボ。かろうじて“ギリースーツのロボ”といった風勢 ノーガイズ【葉】 (しかし先の一撃でマチェットが1本、吹っ飛んでいる 残り1本を構え、近づく ノーガイズ【葉】 フィニッシュだ。さぁ出てこいや!!(振り被る!! 白騎士グランシス (最大火力でも貫けない、葉――世界樹といったか。 よく、研究している―― 広場さんが入室しました 広場 (振り被る【葉】の足元に違和感―― ノーガイズ【葉】 ギャハ…?(──“襲撃タイミング”は調べた 広場 (直後、急激に視界が上昇――広場の床が、足元の地面がせり上がる! 白騎士グランシス 『――― !?』 ギルズ (すべての、“援軍に来る可能性のある”騎士は、間に合わない。そういうタイミングでの襲撃だ)…なぁ!? ノーガイズ【葉】 (警戒、盛り上がる地面を蹴って下がる!)“どいつ”だ…それとも鎧騎士以外か…!? 広場 (【葉】の攻撃を阻み、グランシスを護るように聳え立つ、『壁』――…! 白騎士グランシス 『――(これ、は――』 広場 ――「限定顕現」。(後方で声がする ギルズ ッチィ、こいつは…!?(戦闘データには、ない。なぜなら、これが出現した瞬間、カメラは破壊され… 広場 「御照覧あれ、世界――!」 広場さんが退室しました ギルズ (喫茶のデータには残っていないからだ!!)何者だぁ!!!! レザンさんが入室しました レザン ……や。 やってしまった……(現れるは白装束の男 レザン ついに自分から喧嘩を売ってしまった……! 白騎士グランシス 『レザ……ンさ……!?』(驚くのは此方もである 白騎士グランシス (それもその筈。この『壁』は、その力は。彼が忌み嫌い避けてきた闘争そのものではないか。 ノーガイズ【葉】 …レザン…? レザン (テラの後方より現れ……地に付けた手を離し、立ち上がる。 ギルズ …レザン・トゥ・パゾス…! ギルズ サンガルの鎧騎士か!! レザン く、詳しいですね!? 私が名字を名乗った事はついぞ―― レザン よくご存じで!!!(めっちゃ汗ダラダラ 白騎士グランシス 『…………!!!!』(※事の真相を知っているのでヒヤヒヤだ レザン …い、如何にも! 私はレザン!さすらいのサンガル人!(胸に手を当て ギルズ チィ…登録データと違うじゃねぇか…異邦人って話だったが、こいつは完全にサンガル人だ…!さては“レザン”以外も偽名だな… レザン 2vs1とはあんまりですので!? 援軍に参りました!?(何かテンパり気味に指を指し ギルズ ギャハハ…1対1だぜぇ? ノーガイズ【葉】 あくまでノーガイズは“俺”が操作してるだけだからなぁ! レザン あっ…そうなんです? ギルズ それで?白騎士グランシスが?殺されそうだから? 白騎士グランシス 『ッ……レザン、、さん……』(どうして、と言おうとして続かない。だいぶ疲弊している ギルズ 助けに来たなんて…まるで王子様みてぇだなぁ!! レザン ナンッ…!? ギルズ (他意はない あくまで白馬の王子様的意味であった!) レザン …… て、テラは私の友人ですからね!そのピンチとあっては… レザン ……見過ごしては… おけな… い………ですよ!(めちゃくちゃ言い淀んでるが? 白騎士グランシス 『…………!!』 ノーガイズ【葉】 ギャハハ!黒騎士ロノウェの時のデータは見てるんだぜぇ! ギルズ 何もしなかった臆病者が今更なんだって?(──故に、今回の襲撃からもレザンの位置は度外視されていた! ギルズ さ、壁を消して帰れや。俺は白騎士を殺す。 レザン ……ッ! それは…… … 白騎士グランシス 『――違、う…!』 ギルズ ああん…?(いぶかしげに首をかしげ レゲエ髪が揺れる 白騎士グランシス 『取り消せ……ッ! 臆病者なんかじゃ、ない……!!』 レザン ……、 …テラ… 白騎士グランシス 『レザンは、(国の使命を全部背負って――) レザ、ンは――(それらを全部取りこぼすまいと――)!!』 白騎士グランシス 『――、、!』(体制を崩す、発するのも厳しいか ギルズ レザンレザンうっせぇな…レザンが、なんだって? レザン …… 良いんです。 真実私は臆病者。 ですから… レザン 自分が何故此処に居るのか正直良くわからない!!!(ドン ギルズ オーケェ、もういい。邪魔したいことはわかった。だから── レザン ですが! つまり! それでもつまり…えぇそうです! ギルズ 死ねぇや(…だが、壁だ。いったいどうするのか? 大きく手を引く レザン アナタの目的を果たさせたくないという事です!(バッと手を翳し ギルズ “侵蝕”の融魔金属。対鎧と持ってきたが、いいぜ、こういう“モノ”のほうが── レザン (世界へ祈り、働きかける――限定的に展開した『壁』の砲門が開き、砲口が覗く ギルズ わかりやす…あぶねぇな!! ノーガイズ【葉】 (すかさずカバーに入るノーガイズ! レザン (唸りながら光を収束させ――巨大砲、発射!>ギルズ ノーガイズ【葉】 (ギルズを庇うノーガイズ!世界樹の葉の防御は、対グランシスにおいて最大の防御だが、それ以外にも万全ならば硬い。万全ならば。 ノーガイズ【葉】 ギャババ…!!(半壊のギリースーツが熱に焼かれ、ロボが露出する!シンブレイカーで、もはや飾りと化していた! レザン 喰らうがよろしい!慕情のかがやきビーム!!(ちなみにノリで名付けている ギルズ …そこか (声より、壁越しに レザン 、 白騎士グランシス (ぐらり、と傾き ギルズ “洞(うろ)抜”( ギュン、と赤黒の線がレザンの頬をかすめる レザン ―― ギルズ (一瞬遅れ、甲高い炸裂音と突風!! レザン (更に遅れて。 ぴっと紅い線が入り、頬に垂れる 白騎士グランシス (レザンを庇おうと差し出した巨大な腕が、彼を抱えて突風から守る――! ギルズ (壁にピンホールほどの穴が開いている 音速を数倍超える、侵食刺斬。 ???さんが入室しました ギルズ (…まだテラとの闘いでは本気ではなかったというのか。赤黒く変質したマチェットを構える。 レザン ――― !? 嘘でしょう、(全てに反応が追い付かず、庇われ ??? (そのときレザンとテラの前にある影が立ちふさがり、侵食刺斬を押し返す爆風を巻き起こす!! ??? 待たせたね!!!!もう大丈夫だ!!!! レザン 誰です!???!? ギルズ 誰だテメェ!? 白騎士グランシス 『誰――ゥゲホッ!!』(無理すんな ??? フフ、ボクこそはこの喫茶を、弱き民を守るために現れた騎士!!!! ??? 棉騎士レクロマクシスだ!!! ???さんが退室しました レザン ――ナンッ ですってぇ!!? 綿騎士レクロマクシス(ハム六郎)さんが入室しました 綿騎士レクロマクシス(ハム六郎) かわいいは正義!!だから今からお前を爆破するっ!! ギルズ …(無言で一閃 近づきもせず、ありえない射程で首を撥ねる 綿騎士レクロマクシス(ハム六郎) ウオオオオ!!!(多重に精神汚染がかかっている!!!もはや正気ではない!!! レザン ぇ。? よ、、 良かったですねテラ……? 綿騎士レクロマクシス(ハム六郎) (ギルズめがけてすいーっと高速ダッシュで接近し抱きつこうとする レザン (※可愛いは正義=この場合のカワイイは…?みたいな思考回路 白騎士グランシス 『……、、ど、どう、だろう…… そ、それより、俺の影に隠れて…、、』(片足立ち、マントを翻して 綿騎士レクロマクシス(ハム六郎) ウギャー!!!!(首がはねられたけど元々ロボットだから安心だね。元の持ち主も目を覚ますことでしょう。 綿騎士レクロマクシス(ハム六郎)さんが退室しました ギルズ “罰採”(ただ一つ、技名だけは置いておく レザン 瞬殺!!(頭抱え ギルズ …じゃぁ、モグラたたきの開始だぜ ギルズ “洞抜──!!”(再び赤黒の線 あまりに早すぎて、攻撃後にようやく攻撃があったことに気づくほど ギルズ (だが、壁越し、そして“点”の攻撃のために早々あたるものではない はずだ 再び今度はレザンの腕を掠める ギルズ 潜水艦ゲームってあるだろぉ~?(残身する頃には先と同様の余波が襲う ギルズ スクリーン越しにあててくやつだよぉ、知ってるかぁ?ギャハハ!! 白騎士グランシス 『―――ッ!!』(真横に居たが禄に庇うことも出来ず――! 余波に煽られる レザン ッ、――!(再び白い衣装が赤に染まり、吹っ飛ばされる ギルズ 撃ってこいよサンガル!! ノーガイズ【葉】 (ギギ、と起き上がる銀ロボ まだ盾になる気だ! 白騎士グランシス 『レザンさん――……!!』(駆け寄り、覆い被さるように 同じく盾か。 レザン 、 、、そんなあからさまな…!(身を起こしつつ ギルズ お前の心臓に“洞抜”があたるのが先か、それとも俺がくたばるのが先か。 白騎士グランシス (拙い。これでは的がデカくなっただけだが―― ギルズ 遊ぼうぜ!!(赤黒一閃 ──否、連撃!! ???さんが入室しました ギルズ (満身創痍のグランシスへ次々と突き刺さる!! 白騎士グランシス 『―――、ッガッ!!?』(背部へ連続! 大きく揺れる…! レザン ―― …!!(穿たれる巨体を見上げ ???さんが退室しました ギルズ (グランシスの巨体で軽減されるも、貫いた余波がレザンの頬を撫でる 白騎士グランシス 『、ッ 拙い、な ……!? 何か、策ありますか……?』(ふもとのレザンに問いかけ ギルズ (ぺち…と鎧より流れ出た“銀の血”が頬へ レザン (――拙い。このまま挑発に乗って撃ち合いになった所で… ・・・ ギルズ ギャハハハハ!!(狂乱 連刺 次々と壁が ハチの巣のように グランシスも…! 白騎士グランシス 『―、! 、グ!! ガッ…!!』(次々と被弾し、崩れ半ばの体勢に ギルズ (純粋な技量、そして特殊金属から繰り出される貫通力 ギルズ この音だ、どうせグランシスが盾になってるんだろぉ!! ギルズ 助けに来ておいて庇われる気分はどうだぁサンガル!!(挑発と、揺さぶりであろう ギルズ (今以って、いくら穴が開いても厚過ぎる壁越しではレザンの位置は掴めていない ギルズ (動揺を隙に、あぶりだして…潜水艦ゲームの如く…ピンを刺すつもりだ 白騎士グランシス 『、、グ、、易い挑発を……!!』(逆だ、”壁”があるからこそこのダメージで済んでいる。 レザン ……、………、 白騎士グランシス (彼に護られていなければ、たちまちの一撃を浴びるだろう…! 白騎士グランシス 『――――――。』(ギリ、と。 レザン ――……、 すみません、 すみません、、テラ…… 白騎士グランシス 『レザン、さん……』(……何かを、語りかける。 レザン (考えれば、策はあるのかもしれない。壁だけでなく巫術もある。だが――… 白騎士グランシス 『――――――。』 レザン (敵の言う通りなのだ。態々出てきた自分の為に友人は傷付き、そんな状況で、ひらめきなんて浮かぶはずも―… ギルズ …っふぅ(攻撃が止む ──生身である ギルズ (長距離への飛ぶ刺突などという神技を連続していれば、疲弊もする だが一時的なものだ 白騎士グランシス 『……デカイ一撃に、どれくらい、かかりますか?』(不意に ギルズ (未だ、盾にはなるノーガイズがいる。──次に密集連撃で決めるつもりだ 白騎士グランシス 『――俺が、壁の向こう側に入ります。 準備でき次第、俺諸共やる勢いで』 レザン ―、え。 白騎士グランシス 『盾も剣も無い――もう、これしかない。 ……でも、大丈夫。』 白騎士グランシス 『思いっきり、やってください。じゃないと――』(貴方が危ない、と言い残して―― レザン ……… や、やめてくださいよ。 そんな事言われたら、・・・ 白騎士グランシス (重々しく立ち上がり、身を屈めるとブースト大跳躍 ギルズ 、何? 白騎士グランシス (―――― レザン ………… 私は……… 白騎士グランシス (壁を飛び越え――ズドン、とギルズ一同ら前に着地 ギルズ …へ、着地で脚がもげなかったなぁ? ギルズ 頑丈さは認めてやるよグランシス。だがみっともねぇ鎧になっちまったもんだなぁ!? 白騎士グランシス 『――、最後の確認だ。 退く気は、ないんだな?』 白騎士グランシス (鎧はほとんどが拉げ、穿たれ、正に満身創痍の状態である ギルズ ──無ぇよ(── 退く気。 ギルズ (この男は…どうして、ノーガイズという絶対安全圏を捨て ギルズ (戦場に立つのか?)ギャハハ!! レザン ―――(…諸共、なんて言わないでくださいよ。 なんで私がアナタを傷付けなきゃならないんですか。 ギルズ グランシス、その鉄仮面ひん剥いて、吠え面拝んでやるぜ。 レザン (……私は、そういう事が最も嫌いで。 だからこそ、…… ギルズ リベンジャー式、操鉈術。(来る。先の綿騎士の首を撥ねた一閃。この一撃は攻撃後の隙は大きいが… 白騎士グランシス 『そう、か――――なら。』 白騎士グランシス 『――〔守護解放〕。』(各部の鎧が弾けるように外れ、地に落ちる ギルズ ──“罰採”(点に比べ、攻撃範囲が大きい 放たれる赤黒のクロス 白騎士グランシス ( ――「最後の確認じゃ 良いな?」 いつしか、燃え盛る都で聞いた言葉。 白騎士グランシス (顔面に直撃――――!! ギルズ ギャハハ!!殺ッ── 白騎士グランシス (―――してない! 遮るは鋭い爪。 レザン ―――……(ギリ、と歯を食い縛り 白騎士グランシス (法則があろうことか、”剣閃”を握り止めている……! 白騎士グランシス ( ―― 「地下にこんな隠し倉庫が……?」 ギルズ ──ってねぇよ…な…ァ(油断はない!!残身から次の一撃へ構える。─構えては、いる。 ギルズ てめぇ… (だが、その事象を前に次の一撃を繰り出せない レザン 【روح】――。(己の傍にひとつ。生み出す「魂」。 白騎士グランシス 『―――――!』(”剣閃”を投げ返す……! ねじ潰された”斬撃の概念”ごと飛んでくる…! 白騎士グランシス ( ―― 「かつて、この聖都を討ち滅さんと投入された異界の兵器じゃ」 白騎士グランシス ( ―― 「……何で、また……?」 白騎士グランシス (狙いはデタラメ、ギルズの目前に着弾し突風の余波――! ノーガイズ【葉】 ギャバ… 白騎士グランシス ( ―― 「聖都を危機に陥れた”コヤツ”が聖都を救う。」 白騎士グランシス ( ―― 「これほど痛快極まる話はないよな? のう、少年よ――」 ノーガイズ【葉】 (半ば、戦闘本能的にカバーに入ったノーガイズが、裂かれ、燃える レザン ――― 【روح】。(近くの土、広場の石を糧に、一つ、もう一つと数を増やす。が…… 白騎士グランシス 『護るッ 為なら 俺はッ !!』(城壁を前に立ち尽くすは、はたして聖騎士か―― レザン ――【روح】!( ……、このままでは足りない、素材が! 白騎士グランシス ( ―― 『神と悪魔、 お主は どちらに なる ?』 レザン (壁の向こう側。レザンの傍にぞろぞろと増えていくオプションくん 白騎士グランシスさんが退室しました アンチグランシスさんが入室しました リズさんが入室しました アンチグランシス 『■■■■■■■■■■―――――――ッッ!!!』 ノーガイズ【葉】 (数歩歩き、倒れる バチバチと火花をあげる ギルズ ギャハハ!!“やっぱりあったな”!! アンチグランシス (さながら前足のように四足になり、吼える! ギルズ 予想していたやつとは違うが、まぁいいぜ… アンチグランシス (いつぞやの青いカメラアイは赤く鋭く光り、赤雷光を帯びて拡がる リズ やばい戦闘だねーーーーーー、うん。(双眼鏡で遠くから状況を眺めるは銀髪メガネショートカット20代後半女子 アンチグランシス (跳び出す――! コマ送りめいた速度で接近! ギルズ (1コマごとに迫るアンチグランシス だが、その次のコマには── リズ ……あたしも騎士だし助太刀するかーって思ってたけど、なかなか隙もないよねーーーー。 ギルズ (“罰採”めいた攻撃を叩きつける姿が映っていることだろう アンチグランシス (この速度の中――身を捻る! レザン ――― 【روح】。【روح】。【روح】――…(巫術を繰り、数を増やす 石畳が消え去り リズ ……ん。なんか異国風の彼があたふたしてるなーーーー。防御が手薄なのかな? アンチグランシス (騎士や機神めいた動きとは掛け離れた、人間や、あまりに生物めいた動きで――斬撃を回避――! レザン (土が抉れていく――… ギルズ (──嗤う 掠めるように飛んだ一撃 先刻の通り、この技は…) リズ よーし、お姉さん奮発しちゃう!これくらいはしてもバレないよね!!! ギルズ (攻撃後の隙が、大きい) アンチグランシス (そのまま”ノーガイズ”に着撃! 地面に叩きつける…!! リズ 山魔法、どーーーーーーんっ!!!!(レザン側の壁が突如土壁で覆われ補強されはじめる ギルズ …(加速する時間! リズ (土壁ではない!これは文字通りの山! ノーガイズ【葉】 ギャバァ!!(爆発四散! ノーガイズ【葉】さんが退室しました リズ (地形が隆起し、山と化し、壁の後ろにそびえ立つ レザン ――― え?(彼の目の前で突然起こる摩訶不思議現象 ギルズ ッチ、先にカバー要員が潰されたか(圧縮された時間からの解放に、冷や汗を拭う レザン …… (…山だ。どう見ても山だ。彼が求めて已まない山だ。 素材だ。食料だ。 アンチグランシス 『■■■■■―――!!』(マスクが割れ、牙を出して吼える レザン えっ……… (………どういう事なのか? ギルズ 獣め。──ギャハハ(だが、笑う レザン (わからないが…… レザン ―――感謝します!世界!(両手合わせて合掌し―― ギルズ (マチェットを逆手に構える ──流派変更 ギルズ 獣ならなぁ…西で散々、狩り飽きてんだよ!!こいや!! レザン (―――今までに増やし続けたオプションくんの群れが、一斉に山に突っ込んで行く……! アンチグランシス 『■■■■――ッ!!』(突撃――0-100-0<ゼロ・マックス・ゼロ>の急加速! レザン (山を喰らい、増殖し、更に山を喰らい――… リズ ……えっ…。山食われてない……? リズ 敵の攻撃かなぁ……。よーし負けないぞ〜。どんどーんっ!!!(負けじと盛り返す山 アンチグランシス (ギルズへ鋼爪――しながらすでに回避行動を取っている――! ギルズ (“受け”の構え 鉤爪の間から刃を横に引き抜きつつ、巨体への接触を避ける ギルズ (もとより、部位破壊の達人)──まずは爪1本 レザン (喰われ、盛り返す山!増えるオプション!更に喰う!盛り返す山! アンチグランシス (鈍い金属音――この世ならざる音を立てて爪が飛ぶ――が! アンチグランシス (回避――回り込んだ先より、ふっ飛ばさん勢いの裏拳! ギルズ !!(ついに直撃し、吹き飛ぶ!壁へ激闘し、轟音が鳴り響く!! アンチグランシス 『―――――』(それを見て、砲”口”を開く―― 禍々しい光が収束 ギルズ (だが塵を吹き飛ばし、壁を重力を無視した後転で駆けあがる!! ギルズ ギャハハ!!楽しいぜ、これだこれだこれだ!! アンチグランシス 『――■■、■■■■ シン・ブラスト 』(一瞬、世界が暗転して ギルズ まだだ、まだ俺はいける!!(壁の頂上の角を利用し、一気に向きを変え跳び アンチグランシス (大地を焼き溶断するレーザー光で薙ぎ払う!! アンチグランシス (追うように光が天空目掛けて奔る…! ギルズ 俺はーッ!!(レーザー光を掠めるように高くより硬化 マチェットを持たぬ腕が吹き飛ぶ ギルズ ギャハァ!!(兜を、砲口を、顎を、上からぶちぬく一撃!!!! アンチグランシス (バグン!と口を閉じて――鋼の音が炸裂!! アンチグランシス (確かに、かの刃は兜を、顎とブチ抜いている――だがしかし アンチグランシス (ギチ、と肉の裂ける音。 ……貫かれたまま、その腕に食らいついている……! ギルズ ギャハハ…!笑っちまうなぁ!!──腕もなくなりそうだ、俺におえつらえ向きの“鎧” ギルズ 頂くぜ…!!(“侵蝕”の武器を、そのまま押し込む!溶解と共に頭部に浸り、溶かし、狂わせる レザン ――――【روح】!(そして――― オプション無限大数さんが入室しました オプション無限大数 (もちろん! 気分の話である! アンチグランシス (――”侵食” ギルズの目には、はたして何が見えたか―― ギルズ (──)狂気の沙汰ほど、面白い!! レザン ―――(果たして。オプションが捕食を止め。 ギルズ (一気に赤黒の線がグランシスを覆い始める レザン (ただただ盛り上がり続ける山が、壁の背を追い越した。 アンチグランシス (埓天外の闇が見える。 侵食とは、世界を侵すもの。 アンチグランシス (では世界ならざる孤独の闇を、どうして侵せようか―― アンチグランシス (何かが、”侵食”しているのは見える。 だが同時に、ギルズも”侵食”されていく―― ギルズ (自らの肌にも赤黒の線が巡る) オプション無限大数 (壁の向こう側から一斉に頭を出したオプションの群れが、ナノアイ(砲口)を向ける―― オプション無限大数 (――壁の『向こう側』一帯を――否、もはや空間ごと焼き尽くさんばかりの密度で ギルズ ギャハハハハハ!!──俺の勝ちだ、白騎士グランシス。 ギルズ そんな姿になったお前を、誰が白騎士だと思おうか。 レザン ………――!(ぎゅっと目を瞑って、片手で顔を押さえると アンチグランシス 『――――――』 ギルズ お前はもう、白騎士は名乗れない。ただの獣だ。 ギルズ 感謝するんだな、お友達によぉ!!引き戻してもられるやつになぁ!! レザン (手の甲に紋様が現れ――光る。)命じます。 レザン 「王権」を以て。数多の命達よ。 ギルズ お前だけなら俺の勝ちだった!!じゃぁな、楽しかったぜぇぇ!!ギャハハ… アンチグランシス 『■、■■■■ ――そうだ、獣でも構わない 』 レザン その魂を。輝きを贄に。 レザン ――――放て! アンチグランシス 『■■■<だが俺達は、一人じゃなかった。 だから、これは、俺達の――――>』 オプション無限大数 (――― 瞬間。 世界が煌転する。 アンチグランシス 『――――――――――』 ギルズ ギャハ── ギルズ ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!! ギルズ ハハハハハ──(ノーガイズ【鏡】とでも呼ぶべきか ギルズ (1対にて襲いかかったノーガイズは、ここに滅した ギルズさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1517.html
決河の勢いで管野は上空から敵対象へと動力降下する。 彼女を知らぬ者が、この光景を目の当りにしたら悲鳴を上げて静止するだろう。 大型航空ネウロイの真上から身を投じる管野は抱え持つ携行火器―――九九式二型二号改13mm機関銃の銃口を向けて引き金を引く。これこそ管野直枝が最も得意とする戦術なのだ。銃火を叩き込みながら、管野がすれ違った箇所には遠めに見てもはっきりと分かるほどの傷跡が刻みつけられていた。 クルピンスキー「さっすがナオちゃん。相変わらず勇敢だね。でもそういう一生懸命なところも可愛いかな。俺はどう思う?」 見る者全てを威圧する巨大な化物相手に刃金を鳴らす管野の姿を捉えながら、堅牢な甲殻を削っていくクルピンスキーが隣で同様に銃弾を撃ち込む俺に微笑みかけた。 俺「確かに可愛いけど本人の前で言わないほうが良いぞ。前に言ったら噛みつかれた」 クルピンスキー「……俺ってさ。もしかして意外とプレイボーイ?」 俺「そんなわけあるか。女の子を選り好みできる立場じゃないってことぐらいは自覚してる」 男のリビドーを刺激する笑みを物ともせずに俺は彼女とお揃いのグロスフスMG42機関銃を右手で発砲しつつ、左の五指から放つ衝撃波によって管野の進路を阻もうと飛び交うX-10を次々と撃墜していく。 五本の指を僅かに動かすだけで変則的に動き回るX-10を射線上に捉え、一撃必中の要領で貫く様は激戦地を転々と渡り歩いてきた者だけが見せる洗練された所作だった。 魔力減衰が始まった今の状況では掌から放出する高威力かつ広範囲の衝撃波を多用することはできない。 かつては自身の象徴でもあった衝撃波も今となっては思う存分発揮することが叶わない現状に歯痒さを感じつつも俺は小型の撃墜と大型への攻撃を同時並行で行った。 ロスマン『俺さん。身体の調子はどうですか?』 ニパ『魔力減衰が始まったんなら、あまり無理しないほうが良いんじゃないか?』 俺「一人で戦うわけじゃないから問題ないさ」 インカムから流れてくるロスマンとニパの、自身を気遣う声が耳に届く。 気持ちはありがたいが、彼女たちだけを火線に立たせるわけにはいかない。飛ぶことができ、敵の数を少しでも減らせるなら使い物にならなくなるまで、戦い続けるのも自分の役目だ。 クルピンスキー「……さぁてと。それじゃあ僕も行って来ようかな。俺、エディータ、ニパ君。援護頼むね」 そんな俺の胸裏を汲み取ったのか、クルピンスキーが大型に向かって猛進を開始した。 被弾を全く考慮しない彼女の戦術に初めは途惑いを隠せなかったが、逸早く的確な支援が行えたのも長年培って来た経験によるものだろう。 俺「まったく……嫁入り前の肌に傷でもついたらどうすんだ。了解! 背中はしっかり守ってやるから思う存分暴れて来い!」 構えていたMG42を背負い、十指から衝撃波を発射する。狙いは二人の勇敢なる魔女を狙うキューブ状の羽虫ども。 熱した鉄を水に放り込んだような音を立てながら繰り出された攻撃がプンスキー伯爵の背を狙うX-10のボディを貫通した。 クルピンスキー「ありがとう。助かったよ」 砲火を交えるクルピンスキーを援護するべくポクルイーシキンが、手にしていた対物ライフルの引き金を絞った。 轟く銃声と共に蒼空に鮮やかな発射炎の花が咲き、徹甲弾が直撃した部位から白い光輝を放つ破片が噴き出す。 ラル「残るはあの大型か」 定子「それでも……あの装甲は堅すぎます」 俺「だったら俺が致命傷を与える。トドメは任せたぞ」 ラル「無理はするな。私たちだけでも」 俺「安心しろ。これくらいなら撃てるさ」 俺が体内に充溢する魔法力を前方へと持ち上げる右の掌へと集中させた。 魔力を供給する分だけ生まれてくるブレを少しでも減殺するべく生体砲身と化した右腕を左手で掴むように固定し、大型ネウロイへと狙点を定める。発射態勢を整える彼の姿を確認するや否や管野が再び急上昇し、対象の真上を確保した。 俺「ナオ! いけるか!?」 管野『当たり前だ! いいからさっさと撃て!!』 俺「了解!!」 射線上からの退避を終えたクルピンスキーのアイコンタクトを受けた俺が衝撃波を発射する。 反動で大きく後ろへ吹き飛ばされそうになるも、傍で待機していたラルが彼の身体を支えることで、事なきを得た。 砲口からぶっ放された奔流が大型を包み込み、その黒いボディを歪に変形させていく中で大型の頭上から一個の弾丸が飛来する。 管野が首下のマフラーを突風にたなびかせながら機関銃の弾丸をばら撒き、肉薄。 右手に展開するシールドを直径数十センチまで圧縮、強度を高めていく。 上空から降下突撃する管野が例の如く右腕を後方へと引き絞る彼女の拳は既に眩い輝きを放つ蒼白い光に包み込まれていた。 管野「でぇぇぇぇりゃぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!」 これまで数々の化け物どもを沈めてきた必殺の一撃が堅牢無比を誇る装甲に叩き込まれる。戦車砲の一斉発射にも似た衝撃音を轟かせながら、放たれた絶大なインパクトは黒い装甲の内部にて燦然と輝く紅の宝玉にも伝達された。 ジョゼ「最近は敵の装甲が硬くなってますね……」 ラル「今後は厳しい戦いになるだろう。各自英気を養ってくれ」 全身に亀裂が走り、轟沈していく敵対象を見据えるラルは続けて全機に帰還命令を下した。 ニパ「あれ?」 帰還を終え、最初に異変に気付いたのはニパだった。周囲を見回してみるとストライカーを脱いだ面々が視界に入り込んでくる。 しかし、俺の姿だけはどこにも見えない。まさか帰還する途中に落ちたのではという嫌な考えが胸中に生まれ、突き動かされるままに俺のストライカーが置かれている場所まで走ってみれば、確かに彼が先ほどまで身に付けていたストライカーが寝台に設置されていた。 では肝心の俺はどこに消えたのだろう。 管野「どうしたんだよ?」 ニパ「カンノ……俺のこと見なかった?」 管野「見なかったも何も一緒に帰ってきただろ?」 ニパ「でもどこにも見えないんだよ」 管野「先に格納庫から出て行った……って言ってもあいつは一番後ろを飛んでたしな」 ニパ「だろ?」 管野「そういえば変だな。でも飯の時には帰ってくるだろ?」 ニパ「このあと何があるか忘れたのか?」 あぁと呟くように返す。 そういえば、このあとは無事にブリタニアから帰ってきた俺のために茶会を開く予定だったな、と思い出す。 出張先のブリタニアで彼がブレイブウィッチーズの面々のために、これでもかというほど大量の土産を持って帰ってきたのだが、そのお礼にとジョゼが今回の茶会を企画したのだという話を聞いた管野は顔を顰め始めた。 確かに肝心の俺がいなければ何の意味も無い。いつも通りの茶会になるどころか、下手をすれば中止になりかねない。 管野「……じゃあ探しておくから、先に準備しておいてくれよ」 ニパ「それは良いけど……俺がどこにいるか分かるのか?」 管野「さぁ?」 ニパ「さぁって……」 当てなど無い。 ただ俺がこの基地に勤務するありとあらゆる人間と親交を深めているのは管野も知っていた。 彼らを訊ねれば、すぐにでも見つかるはずだ。そう高を括っていたこの時の自分を管野は直ぐに恥じることとなる。 管野「いっねぇ!!!」 あれから自分なりに思う場所に足を運んでみたものの、まるで神隠しにでも遭ったかのように彼の姿は見えなかった。 俺の姿がどこにも見えないことに苛立ちを隠せない管野があらん限りの声を張り上げると、通りすがった清掃員が身体を強張らせ、足早に立ち去っていく。 俺と仲の良い整備兵Aに尋ねても知らないと言われ、逆に彼のほうから俺の居場所を尋ねられる始末だ。 管野「何だあいつ。碌な知り合いがいねぇじゃねぇか」 結局彼の知り合いで唯一まともな類の人間が整備兵Aだけで、あとの連中はどれも個性が強い……というか濃すぎた。 何というか、どいつもこいつも一人だけでどんな状況でも解決できそうな屈強な輩ばかりだ。 しかし、このまま見つからなければ本当に茶会そのものが中止になってしまう。 管野「でも……そんなにすぐ見つかるわけ……」 いた。 中庭の木の幹を背もたれにして寝息を立てる見慣れた姿を見つけ、管野は足早に目的の人物へと歩み寄った。 開いた口元から涎を垂らし、穏かに身体を上下させる俺の間抜けた寝顔。その額に手を伸ばし、親指で人差し指を押さえ込む。 ここまで走らされたことへの怒りを指先に込め、そして、 俺「あいたぁ!?」 額に強烈な一撃を喰らった俺が素っ頓狂な声を上げて飛び起きた。 無理やり夢の世界から引き摺り上げられた俺は陸に揚げられた魚が跳ねるように周囲を見回す。 その余りにも滑稽な姿を目の当りにし思わず噴出してしまった管野に俺は額を擦りながら睨みつけた。 俺「寝込みを襲うとは随分と狡猾な真似をしてくれるじゃないか……!!!」 管野「こんなところで何してんだよ」 俺「あぁ……清掃員の仕事は当分の間お休みだからな。昼寝してた」 つまりこの男は帰還後誰にも見つかることなく格納庫を去り、自分がやって来るまで、ずっとここで惰眠を貪っていたのか。 管野が呆れながら、涎で濡れた口元を拭う俺を睨みつけているとふと、彼の瞼の下に浮かび上がる薄い隈を見つけた。 管野「……寝てないのか?」 俺「ここのところ残業が多くてね。本当に困ったよ」 ただでさえブリタニアでの一件が堪えたというのに、最近は共生派を始めとする勢力が活発化の一途を辿っており、ここ数日の間は毎晩基地を抜け出しては連中の拠点に強襲を掛けている。 おかげで戦力は根こそぎ奪い取ることには成功したものの、対ネウロイ戦での出撃も合わせると彼の疲労はとっくに限界を超えていた。 それでも銃を取り、刀を振るい続けるのはウィッチを守るという彼の執念が成せる業か。あるいは鍛え抜かれたタフネスによるものか。 管野「掃除のおっさんたちは夜中寝てるじゃないか」 俺「仕事がすんだら仕事なんだよ。俺の場合は」 管野「はぁ?」 俺「何だよ。さっきだって戦闘に参加してたし……こっちはブリタニアから帰ってきて疲れてるんだ。少しくらい休んでも罰は当たらないだろう?」 管野「そういえば、どうだったんだよ。501は」 俺「あぁ……いい子たちだったぞ?」 何か一番小さい子に懐かれたなーと思っていたら今度は天使みたいに愛くるしい子に懐かれてしまった。 坂本曰く自分には子供を引き付ける何かが備わっているらしいが、いくら懐かれるとはいえ腹部へのタックルだけはいただけなかった。 幼いだけに手加減というものをまるで知らない彼女たちの一撃は可憐な見た目を裏切る破壊力を誇っていたからだ。 俺「でも……俺はここの空気の方が合ってるみたいだ」 どうしてか。 その言葉を聞いて安心する自分に気がついた管野は、自身の胸裏に生じる得体の知れない感情を払拭しようと俺の手を取り引っ張った。 俺「おい! ナオ!?」 管野「みんな待ってるんだ! さっさと行くぞ!!!」 ラウンジまで引っ張られた俺は既に自分と管野を覗く全員がそれぞれ円形のテーブルを囲んでいることに対して疑問を抱く。 はて今日は誰かの誕生日だったかな、と思い返してみるも特に思い当たることはない。 俺「どうして全員集合してるんだ?」 ロスマン「俺さんが無事にブリタニアから帰って来れたお祝いですよ」 ラル、クルピンスキーと共に小さな円卓を囲むロスマンが立ち上がり、俺の手を引いて同じテーブルの席に着かせる。 丁寧に磨かれた白いテーブルにはクッキーやタルトといった菓子の他にもティーカップに注がれた紅茶が湯気と共に独特の香りを漂わせていた。 ジョゼ「少しでも、お土産のお礼が出来たらと思いまして」 クルピンスキー「ジョゼちゃんが企画したんだよ?」 俺「ヒィィィィ……いや。ありがとう! ジョゼ!!」 危うく例の悪癖が出てしまいそうになるも、すんでのところで押さえ込む。せっかく自分のために祝いの席を設けてくれたのだ。場の空気を壊すことだけはしたくない。 ジョゼ「私こそ。ブリタニアのお菓子、ありがとうございます。とても美味しかったです」 小首を傾げ、にっこりと微笑むジョゼの笑顔は太陽のように眩しかった。色白で彫刻品を思わせる端整な美貌が見せる、あどけない笑みを前に俺は心臓を握られた感覚を覚え、反射的に胸へと手をやった。 俺「(駄目だ……直視できん!!!)」 ロスマン「そうだ、俺さん。フラウは元気でしたか?」 誰にも知られること無く内心で悶々とする俺の煩悩をロスマンが打ち払った。 俺「あ……あぁ。帰る時はロスマン先生によろしくって言われたよ。明るくて良い子だったぞ」 ロスマン「あの子はウィッチとしても優秀ですからね」 俺「黒い悪魔なんて聞いてたから、どんな強面の子かと思ったら普通の女の子だったな」 ただやはり腹タックルはいただけなかった。くどいようだが言わせてもらおう。あれは絶対に人に向けてやってはいけない。禁じ手なのだ。 特に食後とか食後とか食後とか。 脂っこい、あのブリタニア名物を食べたあと胃痛に苦しむ自分に向かって、あろうことかあの天使は可愛らしい笑顔を浮かべて悪魔の所業を平然と行ったのだ。 ロスマン「そ……それだけ……フラウは俺さんのことを信頼していたんですよ」 俺「冗談じゃねぇよ! あの子は俺に何か恨みでもあるのか!? あぁぁぁ……思い出しただけで痛くなってきた……ジョゼェ……お願いぃぃぃ」 ジョゼ「だ……大丈夫ですか!?」 腹部を抑えて背を丸める俺にジョゼが駆け寄り、治癒魔法を施す光景を眺めながらラルは一人複雑な感情を抱え込んでいた。俺の力を必要とするほど第501統合戦闘航空団は脆弱ではない。彼がブリタニアへと派遣された本来の目的を知っているからこそ、彼の裏の顔を知る数少ない人物であるからこそ、彼女は俺が無事に帰ってきたことへの喜びと同時にまた手を血で染めてきたことへの痛みを覚えた。 全身に傷を負っても彼は平気だと笑っていた。 傭兵時代に使い捨ての駒として扱われても彼は仕方が無いと言った。 自分はもう死んでいるからと言ってウィッチを影から守るために血と泥を被ってきた。 ラル「(俺……まさか……お前は)」 管野「少佐?」 ラル「いや……何でも無い」 馬鹿馬鹿しい。全て確証の無い推測だ。現に彼は約束通り土産を持って、こうして無事に帰ってきてくれているではないか。 それでも一瞬だけ、胸中に生まれた不吉な胸騒ぎは彼女に不安という種を植え付けていた。 一応管野回のつもりですが、やはり日常風景の描写とは難しいですね。 これにて共通ルートは終了となり、次回よりガランド√に入ります。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/purintai/pages/47.html
ネームドの居場所まとめ みんなでネームドモンスター(ここでは、ハウト、バイロカン、カトブレパス(かとちゃん)、オークトライバルチーフ(OTC))の出現場所をまとめましょう。 画像をクリックすると拡大します。画像中の印は、 ハウト LV27~28 バイロカン LV26~27 カトブレパス LV40~41 オークトライバルチーフ LV47~49 を表します。 他の場所でネームドを見かけたよ!という方は、下のコメントにネームドの種類、地域、座標、方角を書いてください。更新します例.「カトブレパス、バルベロン、C8、北東」など ガイザン 7C-7D jカト2,3匹 -- (Saifar) 2012-03-29 21 43 34 デル・ラゴス 5G-H ハウト -- (Saifar) 2012-03-29 21 44 51 デル・ラゴス 1F ハウト -- (Saifar) 2012-03-29 21 45 13 モーリセン 8D付近 バイカロン -- (Saifar) 2012-03-29 21 45 53 モーセリン 9D カト -- (Saifar) 2012-03-29 21 46 22 モーリセン 1D、2E、2F左上、2F真上、2G上 各ハウト -- (Saifar) 2012-03-29 21 47 44 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/xbox360analysis/pages/13.html
スレにて報告があったものをまとめています。 チェックサムについては個人で調べてください。 Ctrl+Fにて検索してください。 名称 可否 チェックサム 備考 -eM-EnchantArm ○ 無 ACE COMBAT 6 ○ 無 BIO HAZARD 5 △ 有 突破済 DOAX2 ○ Fallout3 ○ 無 MassEffect ○ 無 MnightClub LA ○ RRXX △ 有 値交換で動作可能 アガレスト戦記 ○ 無 インフィニットアンディスカバリー × 有 値交換不可 ガンダム無双2 ○ 無 侍道3 ○ 無 スターオーシャン4 ○ 無 ソウルキャリバー4 ○ トラスティベル ○ 無 DREAM C CLUB(ドリームクラブ) ○ 無 地球防衛軍3 ○ 無 テイルズオブヴェスペリア ○ 無 デビルメイクライ4 ○ 無 天外魔鏡 ZIRIA △ 有 突破済 バーチャファイター5 △ 有 突破済 ブルードラゴン ○ ラストレムナント × 有 値交換不可 ロストオデッセイ △ 有 暗号化?
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1386.html
注)この作品は「消失」の改変世界が舞台になっています 「──僕は涼宮さんが好きなんですよ」 「……正気か?」 ここは光陽園学院の近くにある喫茶店。学校帰りだろう、黒ブレザー姿の女子が何人か目に映る。 といっても、のんびりお茶をしているわけではない。あとは勘定を済ますのみになっている。 相手の男──ジョンが驚いているような……そんな顔をしている。 自分はいつだってほどほどに正気のつもりだ、と古泉は思う。 むしろ彼、ジョンの話すコトにこそ、正気かと小一時間問い詰めたい。 「魅力的な人だと思いますが」 SOS団、宇宙人に未来人……そして自分が超能力者だと? 彼の話は古泉にはまるで信じられない。自分はただの人間だ。謎の転校生ではあったけど。 ──ズキリ、と頭がシビれる感じがする。 こいつもまた、涼宮さんに言い寄るために適当な事を言ってるんだろう。古泉はそう思っていた。 彼が言うには、涼宮さんが神様であり、世界が3日前に始まったかも知れないという。人間原理まで引き合いに出してきた。 ……何故だろう?前にも同じことがあったような気がする。不思議な既視感を振り払う。バカな話だ。 古泉は3人分の飲料費を精算して店の外へと急いだ。 すこし頭が痛んだ気がした。 涼宮ハルヒの止めたタクシーに乗り込みジョンの高校、北高へと向う。 途中で提案された北高侵入作戦には、勘弁してほしいと正直に思う。 確かにこの学院の制服のままではよその高校に入るなど難しい……。 しかし涼宮ハルヒを止めることなど古泉には出来ない。タクシーの代金を払い……と、また軽く頭痛を覚える。 違和感を感じる。なんだろう。古泉は自分が自然に代金を払っていることに驚いていた。 別にこれが初めてというわけでもないのに。涼宮ハルヒと古泉が市内を歩くとき、財布係なのが自分の役割だ。 そうだ。いつものことだ。 古泉は自分に言い聞かせるように頭をすこし横にふりながら思った。 しばらくしてジョンが学校から自分の体操着を持って帰ってきた。 涼宮ハルヒはなんの躊躇なくジョンのジャージを手に取り路地裏で着替えを開始した。 ジョンに流し目をしながらニカリと笑っている。 彼の言うことを素直に聞きポニーテールにまでしている。うれしそうだ。 そういえば僕は一度も涼宮さんの笑顔を見ていない。 僕は涼宮さんが好き……な筈だ。でもこんな顔をする彼女のことを知らない。 知らない、はずだ。 そもそもなぜ彼女を好きになったのか。 何時?どこで?彼女のどこに惹かれた?……この僕の想いは、本物か? 思い出せない……いや記憶が無いわけではない。 光陽園学院に転校してきて、涼宮さんに声を掛けられて、それで……? おかしい。まるで昨日読んだ本の内容を思い出しているかのような、不確かな記憶。 古泉は既に、自分の記憶なのに、自分が体験した事とは思えなくなってきていた。 ──脳が揺れた気がした。歪まされた歯車が必死に動いている。 涼宮ハルヒに遅れて古泉もジョンの体操服に着替えた。 季節は冬だ。半袖短パンでは寒い。震えながらも考える。 どうして自分は光陽園学院に転校してきたのだ? マラソンのフリをしながら校舎の玄関にたどり着く。 すこしは体が温まったが、逆に汗のせいで風が痛いと感じる。 涼宮さんは彼に案内されながらも校舎を我が物顔で進む。それを見ながら、なぜか安心する自分に気づいた。 朝比奈さんという小柄で可愛らしい、庇護欲を掻き立てられるような上級生を捕まえた涼宮さん。 その姿にまた既視感を覚える。 彼女が未来人、か。やはり見覚えはない。でもいつか、どこかで……? 次は部室、宇宙人の番だ。そして僕らの本拠地でもある、と。 何事もなく文芸部の部室に到着し、古泉はまたも不思議な感覚に見舞われた。 何もない、静かな文芸部の部室に心休まるような気がした。 ひどく、懐かしい……。 ──脳が軋む。歪んでいた歯車が元に戻る感じがした。 彼と笑顔で話す涼宮さんを見ると安心する。 彼女の精神が安定してきている。僕といるときの不機嫌さなぞもう見当たらない。 もう古泉は涼宮ハルヒのことが好きだとは思えなくなっていた。 ジョンがまじめな顔で突如電源の入ったパソコンを見つめている。 なにか操作しているようだ。 古泉は唐突に気がついた。 そうか……この場所こそが、僕のかけがえの無い居場所なんだ── ジョンの指がエンターキーを押した。 そして古泉の意識は闇の深くに沈んでいく。 古泉は気がつくと床に転がっていた。 頭がうまく働かない。なにか夢を見ていたような気がする。 ここは……そう、機関に関わりのある私立の総合病院だ。 彼、キョンの眠る個室の床に、古泉は転がっていた。そばにはさっきまで座っていたであろうパイプ椅子がある。 ──どうやら彼の寝顔を見ながらウトウトしてしまったようだ。 キョンが意識不明の状態になってからもう3日目の朝である。隣には寝袋にくるまっている涼宮ハルヒが居る。 学校にも行かず、ずっと彼のそばで目覚めるのを待っている。 「……古泉くん?」少々寝ぼけた声が聞こえる。 「すいません。起こしてしまいましたか」古泉は素直に謝る。「彼はまだ……」 「そう」 さすがに疲労の色が見える。ほとんど寝ていないはずだ、無理も無い。 「僕はこれから学校に行きますが」 「あたしはここにいるわ」声にも覇気がない「今日も部活はやすみね」 「……また放課後に来ます」 古泉は病室を後にして考える。 涼宮さんは人影を見た、と感じたと言う。しかしそんな生徒は存在しなかった。 彼女が言うことには意味がある。犯人は必ず居るはずだ。 機関に敵対する組織か、新手の宇宙人か、それとも未来人か……。 彼をこんな目に遭わせた奴だ。必ず見つけ出すと古泉は心を固める。 彼も涼宮さんも、少なくともここにいる限り安全だ。 ──早く目覚めてください。世界の安定のためにも。 放課後の退屈で平和な時間。彼とするたわいのない会話、アナクロなゲーム。 まだ3日しか経っていない。けれどそれが随分と昔のような気がする。 それを思うとき、古泉は気づかない。その顔がすこし和らいでいるのを。 終
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1714.html
決河の勢いで管野は上空から敵対象へと動力降下する。 彼女を知らぬ者が、この光景を目の当りにしたら悲鳴を上げて静止するだろう。 大型航空ネウロイの真上から身を投じる管野は抱え持つ携行火器―――九九式二型二号改13mm機関銃の銃口を向けて引き金を引く。これこそ管野直枝が最も得意とする戦術なのだ。銃火を叩き込みながら、管野がすれ違った箇所には遠めに見てもはっきりと分かるほどの傷跡が刻みつけられていた。 クルピンスキー「さっすがナオちゃん。相変わらず勇敢だね。でもそういう一生懸命なところも可愛いかな。俺はどう思う?」 見る者全てを威圧する巨大な化物相手に刃金を鳴らす管野の姿を捉えながら、堅牢な甲殻を削っていくクルピンスキーが隣で同様に銃弾を撃ち込む俺に微笑みかけた。 俺「確かに可愛いけど本人の前で言わないほうが良いぞ。前に言ったら噛みつかれた」 クルピンスキー「……俺ってさ。もしかして意外とプレイボーイ?」 俺「そんなわけあるか。女の子を選り好みできる立場じゃないってことぐらいは自覚してる」 男のリビドーを刺激する笑みを物ともせずに俺は彼女とお揃いのグロスフスMG42機関銃を右手で発砲しつつ、左の五指から放つ衝撃波によって管野の進路を阻もうと飛び交うX-10を次々と撃墜していく。 五本の指を僅かに動かすだけで変則的に動き回るX-10を射線上に捉え、一撃必中の要領で貫く様は激戦地を転々と渡り歩いてきた者だけが見せる洗練された所作だった。 魔力減衰が始まった今の状況では掌から放出する高威力かつ広範囲の衝撃波を多用することはできない。 かつては自身の象徴でもあった衝撃波も今となっては思う存分発揮することが叶わない現状に歯痒さを感じつつも俺は小型の撃墜と大型への攻撃を同時並行で行った。 ロスマン『俺さん。身体の調子はどうですか?』 ニパ『魔力減衰が始まったんなら、あまり無理しないほうが良いんじゃないか?』 俺「一人で戦うわけじゃないから問題ないさ」 インカムから流れてくるロスマンとニパの、自身を気遣う声が耳に届く。 気持ちはありがたいが、彼女たちだけを火線に立たせるわけにはいかない。飛ぶことができ、敵の数を少しでも減らせるなら使い物にならなくなるまで、戦い続けるのも自分の役目だ。 クルピンスキー「……さぁてと。それじゃあ僕も行って来ようかな。俺、エディータ、ニパ君。援護頼むね」 そんな俺の胸裏を汲み取ったのか、クルピンスキーが大型に向かって猛進を開始した。 被弾を全く考慮しない彼女の戦術に初めは途惑いを隠せなかったが、逸早く的確な支援が行えたのも長年培って来た経験によるものだろう。 俺「まったく……嫁入り前の肌に傷でもついたらどうすんだ。了解! 背中はしっかり守ってやるから思う存分暴れて来い!」 構えていたMG42を背負い、十指から衝撃波を発射する。狙いは二人の勇敢なる魔女を狙うキューブ状の羽虫ども。 熱した鉄を水に放り込んだような音を立てながら繰り出された攻撃がプンスキー伯爵の背を狙うX-10のボディを貫通した。 クルピンスキー「ありがとう。助かったよ」 砲火を交えるクルピンスキーを援護するべくポクルイーシキンが、手にしていた対物ライフルの引き金を絞った。 轟く銃声と共に蒼空に鮮やかな発射炎の花が咲き、徹甲弾が直撃した部位から白い光輝を放つ破片が噴き出す。 ラル「残るはあの大型か」 定子「それでも……あの装甲は堅すぎます」 俺「だったら俺が致命傷を与える。トドメは任せたぞ」 ラル「無理はするな。私たちだけでも」 俺「安心しろ。これくらいなら撃てるさ」 俺が体内に充溢する魔法力を前方へと持ち上げる右の掌へと集中させた。 魔力を供給する分だけ生まれてくるブレを少しでも減殺するべく生体砲身と化した右腕を左手で掴むように固定し、大型ネウロイへと狙点を定める。発射態勢を整える彼の姿を確認するや否や管野が再び急上昇し、対象の真上を確保した。 俺「ナオ! いけるか!?」 管野『当たり前だ! いいからさっさと撃て!!』 俺「了解!!」 射線上からの退避を終えたクルピンスキーのアイコンタクトを受けた俺が衝撃波を発射する。 反動で大きく後ろへ吹き飛ばされそうになるも、傍で待機していたラルが彼の身体を支えることで、事なきを得た。 砲口からぶっ放された奔流が大型を包み込み、その黒いボディを歪に変形させていく中で大型の頭上から一個の弾丸が飛来する。 管野が首下のマフラーを突風にたなびかせながら機関銃の弾丸をばら撒き、肉薄。 右手に展開するシールドを直径数十センチまで圧縮、強度を高めていく。 上空から降下突撃する管野が例の如く右腕を後方へと引き絞る彼女の拳は既に眩い輝きを放つ蒼白い光に包み込まれていた。 管野「でぇぇぇぇりゃぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!」 これまで数々の化け物どもを沈めてきた必殺の一撃が堅牢無比を誇る装甲に叩き込まれる。戦車砲の一斉発射にも似た衝撃音を轟かせながら、放たれた絶大なインパクトは黒い装甲の内部にて燦然と輝く紅の宝玉にも伝達された。 ジョゼ「最近は敵の装甲が硬くなってますね……」 ラル「今後は厳しい戦いになるだろう。各自英気を養ってくれ」 全身に亀裂が走り、轟沈していく敵対象を見据えるラルは続けて全機に帰還命令を下した。 ニパ「あれ?」 帰還を終え、最初に異変に気付いたのはニパだった。周囲を見回してみるとストライカーを脱いだ面々が視界に入り込んでくる。 しかし、俺の姿だけはどこにも見えない。まさか帰還する途中に落ちたのではという嫌な考えが胸中に生まれ、突き動かされるままに俺のストライカーが置かれている場所まで走ってみれば、確かに彼が先ほどまで身に付けていたストライカーが寝台に設置されていた。 では肝心の俺はどこに消えたのだろう。 管野「どうしたんだよ?」 ニパ「カンノ……俺のこと見なかった?」 管野「見なかったも何も一緒に帰ってきただろ?」 ニパ「でもどこにも見えないんだよ」 管野「先に格納庫から出て行った……って言ってもあいつは一番後ろを飛んでたしな」 ニパ「だろ?」 管野「そういえば変だな。でも飯の時には帰ってくるだろ?」 ニパ「このあと何があるか忘れたのか?」 あぁと呟くように返す。 そういえば、このあとは無事にブリタニアから帰ってきた俺のために茶会を開く予定だったな、と思い出す。 出張先のブリタニアで彼がブレイブウィッチーズの面々のために、これでもかというほど大量の土産を持って帰ってきたのだが、そのお礼にとジョゼが今回の茶会を企画したのだという話を聞いた管野は顔を顰め始めた。 確かに肝心の俺がいなければ何の意味も無い。いつも通りの茶会になるどころか、下手をすれば中止になりかねない。 管野「……じゃあ探しておくから、先に準備しておいてくれよ」 ニパ「それは良いけど……俺がどこにいるか分かるのか?」 管野「さぁ?」 ニパ「さぁって……」 当てなど無い。 ただ俺がこの基地に勤務するありとあらゆる人間と親交を深めているのは管野も知っていた。 彼らを訊ねれば、すぐにでも見つかるはずだ。そう高を括っていたこの時の自分を管野は直ぐに恥じることとなる。 管野「いっねぇ!!!」 あれから自分なりに思う場所に足を運んでみたものの、まるで神隠しにでも遭ったかのように彼の姿は見えなかった。 俺の姿がどこにも見えないことに苛立ちを隠せない管野があらん限りの声を張り上げると、通りすがった清掃員が身体を強張らせ、足早に立ち去っていく。 俺と仲の良い整備兵Aに尋ねても知らないと言われ、逆に彼のほうから俺の居場所を尋ねられる始末だ。 管野「何だあいつ。碌な知り合いがいねぇじゃねぇか」 結局彼の知り合いで唯一まともな類の人間が整備兵Aだけで、あとの連中はどれも個性が強い……というか濃すぎた。 何というか、どいつもこいつも一人だけでどんな状況でも解決できそうな屈強な輩ばかりだ。 しかし、このまま見つからなければ本当に茶会そのものが中止になってしまう。 管野「でも……そんなにすぐ見つかるわけ……」 いた。 中庭の木の幹を背もたれにして寝息を立てる見慣れた姿を見つけ、管野は足早に目的の人物へと歩み寄った。 開いた口元から涎を垂らし、穏かに身体を上下させる俺の間抜けた寝顔。その額に手を伸ばし、親指で人差し指を押さえ込む。 ここまで走らされたことへの怒りを指先に込め、そして、 俺「あいたぁ!?」 額に強烈な一撃を喰らった俺が素っ頓狂な声を上げて飛び起きた。 無理やり夢の世界から引き摺り上げられた俺は陸に揚げられた魚が跳ねるように周囲を見回す。 その余りにも滑稽な姿を目の当りにし思わず噴出してしまった管野に俺は額を擦りながら睨みつけた。 俺「寝込みを襲うとは随分と狡猾な真似をしてくれるじゃないか……!!!」 管野「こんなところで何してんだよ」 俺「あぁ……清掃員の仕事は当分の間お休みだからな。昼寝してた」 つまりこの男は帰還後誰にも見つかることなく格納庫を去り、自分がやって来るまで、ずっとここで惰眠を貪っていたのか。 管野が呆れながら、涎で濡れた口元を拭う俺を睨みつけているとふと、彼の瞼の下に浮かび上がる薄い隈を見つけた。 管野「……寝てないのか?」 俺「ここのところ残業が多くてね。本当に困ったよ」 ただでさえブリタニアでの一件が堪えたというのに、最近は共生派を始めとする勢力が活発化の一途を辿っており、ここ数日の間は毎晩基地を抜け出しては連中の拠点に強襲を掛けている。 おかげで戦力は根こそぎ奪い取ることには成功したものの、対ネウロイ戦での出撃も合わせると彼の疲労はとっくに限界を超えていた。 それでも銃を取り、刀を振るい続けるのはウィッチを守るという彼の執念が成せる業か。あるいは鍛え抜かれたタフネスによるものか。 管野「掃除のおっさんたちは夜中寝てるじゃないか」 俺「仕事がすんだら仕事なんだよ。俺の場合は」 管野「はぁ?」 俺「何だよ。さっきだって戦闘に参加してたし……こっちはブリタニアから帰ってきて疲れてるんだ。少しくらい休んでも罰は当たらないだろう?」 管野「そういえば、どうだったんだよ。501は」 俺「あぁ……いい子たちだったぞ?」 何か一番小さい子に懐かれたなーと思っていたら今度は天使みたいに愛くるしい子に懐かれてしまった。 坂本曰く自分には子供を引き付ける何かが備わっているらしいが、いくら懐かれるとはいえ腹部へのタックルだけはいただけなかった。 幼いだけに手加減というものをまるで知らない彼女たちの一撃は可憐な見た目を裏切る破壊力を誇っていたからだ。 俺「でも……俺はここの空気の方が合ってるみたいだ」 どうしてか。 その言葉を聞いて安心する自分に気がついた管野は、自身の胸裏に生じる得体の知れない感情を払拭しようと俺の手を取り引っ張った。 俺「おい! ナオ!?」 管野「みんな待ってるんだ! さっさと行くぞ!!!」 ラウンジまで引っ張られた俺は既に自分と管野を覗く全員がそれぞれ円形のテーブルを囲んでいることに対して疑問を抱く。 はて今日は誰かの誕生日だったかな、と思い返してみるも特に思い当たることはない。 俺「どうして全員集合してるんだ?」 ロスマン「俺さんが無事にブリタニアから帰って来れたお祝いですよ」 ラル、クルピンスキーと共に小さな円卓を囲むロスマンが立ち上がり、俺の手を引いて同じテーブルの席に着かせる。 丁寧に磨かれた白いテーブルにはクッキーやタルトといった菓子の他にもティーカップに注がれた紅茶が湯気と共に独特の香りを漂わせていた。 ジョゼ「少しでも、お土産のお礼が出来たらと思いまして」 クルピンスキー「ジョゼちゃんが企画したんだよ?」 俺「ヒィィィィ……いや。ありがとう! ジョゼ!!」 危うく例の悪癖が出てしまいそうになるも、すんでのところで押さえ込む。せっかく自分のために祝いの席を設けてくれたのだ。場の空気を壊すことだけはしたくない。 ジョゼ「私こそ。ブリタニアのお菓子、ありがとうございます。とても美味しかったです」 小首を傾げ、にっこりと微笑むジョゼの笑顔は太陽のように眩しかった。色白で彫刻品を思わせる端整な美貌が見せる、あどけない笑みを前に俺は心臓を握られた感覚を覚え、反射的に胸へと手をやった。 俺「(駄目だ……直視できん!!!)」 ロスマン「そうだ、俺さん。フラウは元気でしたか?」 誰にも知られること無く内心で悶々とする俺の煩悩をロスマンが打ち払った。 俺「あ……あぁ。帰る時はロスマン先生によろしくって言われたよ。明るくて良い子だったぞ」 ロスマン「あの子はウィッチとしても優秀ですからね」 俺「黒い悪魔なんて聞いてたから、どんな強面の子かと思ったら普通の女の子だったな」 ただやはり腹タックルはいただけなかった。くどいようだが言わせてもらおう。あれは絶対に人に向けてやってはいけない。禁じ手なのだ。 特に食後とか食後とか食後とか。 脂っこい、あのブリタニア名物を食べたあと胃痛に苦しむ自分に向かって、あろうことかあの天使は可愛らしい笑顔を浮かべて悪魔の所業を平然と行ったのだ。 ロスマン「そ……それだけ……フラウは俺さんのことを信頼していたんですよ」 俺「冗談じゃねぇよ! あの子は俺に何か恨みでもあるのか!? あぁぁぁ……思い出しただけで痛くなってきた……ジョゼェ……お願いぃぃぃ」 ジョゼ「だ……大丈夫ですか!?」 腹部を抑えて背を丸める俺にジョゼが駆け寄り、治癒魔法を施す光景を眺めながらラルは一人複雑な感情を抱え込んでいた。俺の力を必要とするほど第501統合戦闘航空団は脆弱ではない。彼がブリタニアへと派遣された本来の目的を知っているからこそ、彼の裏の顔を知る数少ない人物であるからこそ、彼女は俺が無事に帰ってきたことへの喜びと同時にまた手を血で染めてきたことへの痛みを覚えた。 全身に傷を負っても彼は平気だと笑っていた。 傭兵時代に使い捨ての駒として扱われても彼は仕方が無いと言った。 自分はもう死んでいるからと言ってウィッチを影から守るために血と泥を被ってきた。 ラル「(俺……まさか……お前は)」 管野「少佐?」 ラル「いや……何でも無い」 馬鹿馬鹿しい。全て確証の無い推測だ。現に彼は約束通り土産を持って、こうして無事に帰ってきてくれているではないか。 それでも一瞬だけ、胸中に生まれた不吉な胸騒ぎは彼女に不安という種を植え付けていた。 一応管野回のつもりですが、やはり日常風景の描写とは難しいですね。 これにて共通ルートは終了となり、次回よりガランド√に入ります。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/31354.html
しあわせのいばしょ【登録タグ が~とん し 初音ミク 曲】 作詞:が~とん 作曲:が~とん 編曲:が~とん 唄:初音ミク 曲紹介 手と手握れば ほら こんなにも笑顔になれる が~とん氏 の10作目。 イラストを najuco氏 が、動画を モモイロ氏 が手掛ける。 歌詞 いつどこで何があっても あたしを特別扱いして ムスッとしてる時は 構って欲しいの裏返し 好きになって 仕方なくって この気持ち 抑えきれない 言葉にして 態度に出して・・・ってあたしばっかずるい! 心配性のあたしだから もう!好きって言って! あなたのことを考えるほど なんだか不安になって 恐い夢に泣き出してしまうの だけど・・・ 手と手握れば 温もりでほら こんなにも笑顔になれる 不思議だねって そっと呟いた もうちょっと もうちょっと 繋いだ手を離したくないの もうちょっとだけ ねぇ お願い 甘えさせてよね 健やかなる時も 病める時も 愛することは勿論できるでしょ? ちゃんとあたしの目を見て 言いなさい 好きの言葉は 毎日欠かさず欲しいのよ 電話ででも メールでもいい 簡単なんだから 心配症のあたしだから 本音を言うと 嫌われるのが恐いって思うの・・・ねぇ あなたの好きって気持ちが あたしの好きと同じだと 分かっているなら こんなにも苦労しないわ! あなたのことを好きになるほど なんだか不安になって 恐い夢に泣き出してしまうの だけど・・・ 手と手握れば 温もりでほら こんなにも笑顔になれる ありがとうって そっと呟いた あなたに出会えたことで こんなにも幸せなのに 寂しくて困らせてしまったりするの・・・ わがままばかり こんなあたしに たくさんの愛をくれて ありがとうって ギュッてしたいんだ もうちょっと もうちょっと もたれた背中 くっついてたいの もうちょっとだけ ねぇ お願い 甘えさせてよね コメント 名前 コメント